学習塾の種類
学習塾にはその目的や指導方法によっていくつかの種類があります。
それぞれが、独自の特色を持っているので、生徒は自分の進路にあった指導をしてくれる学習塾を選ぶ必要があります。
ここでは、その学習塾の種類についてどのような種類があるのか。そしてどのような指導が行われるのかについてまとめていきます。
〈進学塾〉
まず進学塾は入試に特化していると言っていいでしょう。学校より早く授業内容を教えることで、入試に対応できる体制を整えることが目的です。
指導方法としては、成績ごとにクラスを編成し、テキストに沿った授業が行われます。
指導内容は学校よりも1ヶ月ほど早く、また高度な内容となっています。進学塾では指導内容を長期的にたててその計画どおりの勉強をすることになります。
★メリット
ある一定段階の成績以上の子供であれば、元々持っている基礎力を元に応用ができるので学力がのびます。また、大勢の中でのクラス授業であり、かつ成績ごとのクラス編成なので競争力、対抗心をかき立てより勉強に対する意欲を増幅することが可能です。
そして、入試においても、データの量が豊富で志望校対策も生徒の学力を元にしっかりと組み立ててくれます。
★デメリット
基礎学力がなければ、個別の授業ではないので理解できないまま授業が進行してしまいます。また、学校の内容と離れた勉強法、テスト対策を行っているために学校の成績にすぐに反映することは難しいでしょう。
〈補習塾〉
補習塾は学校の成績を向上するために通う塾です。指導方法としては進学塾同様クラス授業で進められます。といっても10人から20人程度の中規模から5、6人といった小規模の補習塾もあるのでクラスの人数は塾の規模ただ、この補習塾では学校の授業内容にそった授業が行われるので、成績上位者もいますが学校の授業を理解できなかった生徒が学力のフォローとして通うことも多くあります。
テキストは、教科書に準拠した内容のテキストで学校の授業にあわせた進度で進めてくれるので学校の授業を深く理解したいという生徒には適しています。
★メリット
授業は学校の内容、しかも復習重視で行われるので勉強が苦手なという子供にはお勧めです。また個別の授業に対しては抵抗があるという場合にもおすすめです。
学力としては応用的なものを求めないので成績が下位の生徒も安心して受けることが出来ます。
★デメリット
教科書準拠であるために、入試のような応用問題を解くテクニックを教えてもらえません。高い成績で推薦をとるという目的ならば心配ありませんが、進学を見据えるならば不安な面があります。
〈個別指導塾〉
その名の通り、生徒と講師がマンツーマンないしは1対2で授業を行われます。
生徒の理解度が一番重要で、授業内容、進度も生徒次第で柔軟に対応できます。テキストは補修塾と同様教科書準拠のものが使われ、勉強が不得意な生徒がきちんと基礎学力をつけるのに向いています。
★メリット
理解できる速さでの勉強が出来ます。また、スペースを区切っての勉強なので周囲に気をとられることなく集中して勉強が出来ます。
★デメリット
費用がクラス授業に比べて割高です。また質問できることが個別指導の強みですが、その質問が出来ない子供の場合逆効果になってしまいます。また予習をせずに授業を受けると理解に時間がかかり内容が進まずに終わってしまうという音もあります。
さらに講師は大学生のアルバイトが多く、1回ごとに講師がかわるということがよくあるので教える側の質が一定ではありません。
〈個人塾〉
個人塾は、昔あった寺子屋のようなイメージがぴったり当てはまります。講師が1人で生徒は数人から10人程度です。問題を解き、わからなければ質問をするという形式で勉強スタイルは他に比べて自由度が高いといえるでしょう。
進学塾のように応用的なことを教えてくれるところから補習塾のように学校の勉強に即した内容を教えてくれるところまで多様です。
★メリット
個人塾は、授業料が安く授業回数も多く出来ます。また、テスト対策に塾で勉強することも出来るところがあります。質問に答える形式なので意欲のある生徒は学力を伸ばすことが出来るでしょう。
★デメリット
質問には答えてくれますが、勉強のやり方を教えてくれる訳ではありません。ですから、問題の答え合わせで授業が終わると言うことになりがちです。また質問することで理解を深めるので、質問が出来ない消極的・もしくは勉強意欲のない子供には不向きです。
◇規模の違い
規模によっても特色があります。
・大手塾
新聞や該当での宣伝でよく見ることが多いはずです。1000人以上の生徒が通い、マニュアルに即した指導を行うので、ある一定水準の授業を受けられることは確実です。けれども、それが理解度の向上につながるかというと生徒自身の特性にあっていなければどんなに規模が大きくても無意味でしょう。
・中規模塾
地域に数カ所程度の校舎を展開している塾です。100人から1000人程度の生徒が通い、学校に即した授業を行う補習塾タイプが一番多いです。ただ、進学塾の形式をとり、大手よりも高い合格率を誇る地域密着のハイレベルな塾もなかにはあります。
・個人塾
個人で塾を経営している塾です。そのため講師が専門でわかれおらず、1人が複数の教科を教えるというのも珍しくありません。その結果、応用的な授業を教えることが出来ず、入試には向かないというケースがあります。
たとえば、英語塾のようなある教科に特化した塾で弱点を克服するという勉強法ならばより効率的な勉強が出来るでしょう。